状態pの一粒子波動関数の位置空間表示
(2.41)
「非相対論的な場合と同様の解釈を突き進めると、演算子が真空に作用すると、位置xに粒子が生成されるものとみなすこともできます」
真空に演算子が作用する → 位置xに粒子が生成される
「この解釈はさらに、(2.35)式を用いて、以下の計算をすることによって確認できます」
(2.35)
「ここで、右辺第2項目は、の共役からゼロとなります。また、下の生成・消滅演算子の交換関係を使うと」
(2.29)
「から、次の関係式が成り立ちます」
「この関係を用いると、結局の計算は、次のようになります」
「よって、次の(2.42)式が成り立ちます」
(2.42)
「この結果から、ちょうど非相対論的な量子力学が状態の波動関数であるように、(2.42)式を状態の一粒子波動関数の位置空間表示と解釈することができます」