クライン−ゴルドン場のハミルトニアンの式変形1
「生成・消滅演算子の
にマイナスの符号がついたそもそもの経緯は、(2.25)式および(2.26)式を、(2.27)式および(2.28)式に置き換えたためだ」
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(2.25)
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(2.26)
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(2.27)
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(2.28)
「だから、マイナスの符号をプラスの符号に戻すには、上の変換の逆変換をすればいい」
武者さんはホワイトボードの前に立って、計算を始めた。
「上の式において、例えば、の
のマイナスの符号をプラスの符号に戻すとき、
の
の符号も
に変換される」
逆変換の例:
の
のマイナスの符号をプラスの符号に戻して
にする
↓
の
の符号も
に変換される
「そこで、このような符号の変換を簡単にするため、上式の各項にの係数がかかるように、式を展開する」
「次に、上の規則に従って、各項の符号を逆変換すると、次のようになる」
「あとは、各項をxについて積分すればいい」