「次に、ハイゼンベルク演算子の望ましい式を導いてみましょう。ここで、時間に独立なSchrodinger描像の昇降演算子を表すため、記号を常に用いることにします。具体的な計算方法としては、(2.25)式の左右からそれぞれをかけて、(2.43)式の関係を用います」
(2.25)
(2.43)
「なお、2行目から3行目への変形において、前回導いた(2.46)式の関係式を用いました」
(2.46)
「また、最後の行において、と、4元運動量で表しました。その結果、以下の(2.47)式が成り立つことが分かります」
(2.47)
「なお、2番目の式では、運動量密度の関係式を用いました」