2015-06-12 時間的な伝搬粒子のクライン‐ゴルドン場の振幅の導出3 場の量子論 「ここで、時間的な伝搬粒子のクライン‐ゴルドン場の振幅の大きさを実際に評価してみましょう」 「について、の極限において、指数関数からの寄与は指数関数的に増大するため、からの寄与に比べてからの寄与は無視できます。それゆえ、と書くことができます。このように近似した上で、を積分して求めてみます」 「ここで、は、というようにテイラー展開で表すことができ、の極限では、の高次のべき乗の寄与が強くなります。それゆえ、の極限において、の寄与に比べ、の寄与は無視できます」 「したがって、時間的な伝搬粒子の場合のクライン‐ゴルドン場の振幅を表す式として、次の(2.51)式が導かれます」 (2.51)