「それでは、具体的に
を計算してみます」
(2.59)
「
のとき、
についての積分で積分経路を下から近づけることによって、(2.54)式を導いたのと同様の手順で、(2.50)式の
を得ることができます」

(2.50)
「一方、
のときは、
についての積分で積分経路を上から近づけることによって、
と
とが入れ替わった
を得ることができます」

「全体の積分経路が右回りから左回りになったことに注意すると、
は次のようになります」
「以上から、次の(2.60)式が得られます」
(2.60)
「なお、上式の第1行目から第2行目への変形には、次の(2.50)式の関係を用いました」
(2.50)