2015-09-02 エネルギー・運動量テンソルを対称的にする方法2 「次に、上のようにエネルギー・運動量テンソルにを加えて定義しなおしたは、としたとき、対称的なエネルギー・運動量テンソルTを生じ、電磁気のエネルギーおよび運動量密度の標準形式を生じることを示したいと思います」 「ここで、第2項は添字に対して明らかに対称的なので、残りの項の対称性について考えてみます。まず、積の微分法則を用いて、第3項を展開してみます」 「上式の右辺第1項のは、前回の問題2.1で導いた式との関係からゼロになることがわかります」 「したがって、の式は、次のようになります」 「最後の行への変形において、の定義のの添字を上げた式を用いました」