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スーパーサイエンスガール

日々科学と格闘する理系高校生達の超絶難解な日常。

ブラケットを読む順番

「横文字の文章を読むとき、ふつう左側から右側へと読んでいきますよね。でも、ブラケットは、逆に右側から左側へと読んでいきます。例えば、ブラケット \langle\,f\mid i\,\rangle は、始状態 \mid i\,\rangleで始まり、終状態 \langle\,f\midに終わるというように、右側から左側へと読んでいきます」

ブラケット \langle\,f\mid i\,\rangle
 ↓
始状態 \mid i\,\rangleで始まり、終状態 \langle\,f\midで終わる
(右側から左側へと読んでいく)

「一方、始状態 \mid i\,\rangleで始まり、散乱を受けた後、終状態 \langle\,f\midで終わったときは、次のように書きます」

 \langle\,f\mid \hat{S} \mid i\,\rangle
 ↓
始状態 \mid i\,\rangleで始まり、散乱 \hat{S}を受けた後、終状態 \langle\,f\midで終わる

「このとき、始状態が散乱を受けた状態は、始状態 \mid i\,\rangleにS-演算子 \hat{S}を作用させた状態 \hat{S}\mid i\,\rangleであらわされます」

始状態: \mid i\,\rangle
 ↓ S-演算子 \hat{S}を作用させる
散乱後の状態: \hat{S}\mid i\,\rangle

「要するに、ブラケットは、右側が時間的にもっとも古くて、右側から左側へ行くにつれて、時間的に新しい状態になっていくというわけね」
「まあ、ざっくりいえばそういうことです」