クライン‐ゴルドン演算子のグリーン関数の運動量表示の関係式の導出
(2.54)
「ところで、以前求めた上の(2.54)式ですが、これはフーリエ変換によって導くこともできます。クライン‐ゴルドン演算子のグリーン関数の運動量空間における表示をフーリエ変換したものをとすると、次の(2.57)式のようになります」
(2.57)
「ここで、については、次のような代数表現が得られます」
「ちょっと、どうしてそんな形にかけるのよ? いきなり省略しすぎじゃないの?」
一宮がいらついた口調で文句をいった。
「これは、下の(2.56)式のの関係式から導くことができます」
(2.56)
「上の式において、をそれぞれフーリエ変換すると、次のようになります。これらの関係は、実際にフーリエ変換をすることで確かめることができます」
「これらの変換によっての式を置き換えることによって、の式を導くことができます」
↓ フーリエ変換(, )