クライン-ゴルドン場とその運動量密度の生成・消滅演算子による表現
「これまで説明したのと同じテクニックを用いて、クライン-ゴルドンハミルトニアンのスペクトルを導くことができますが、ここでは、場の各フーリエモードは、それ自体、生成演算子と消滅演算子をもった独立な振動子として扱います。ここで、(2.23)式との類似性から、クライン-ゴルドン場およびその運動量密度は、次のように書くことが出来ることが分かります」
(2.23)
(2.25)
(2.26)
「ちなみに上の関係は、古典的なクライン−ゴルドン場が、次のようにフーリエ級数で表すことができることからも類推できます」
「ここで、(2.25)式と(2.26)式から、をに関する式として簡単に導くこともできますが、これはめったに必要とはされません。また、(2.25)式と(2.26)式は、右辺の第2項をと置換することにより、次のように書き換えることもできます」
(2.27)
(2.28)