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スーパーサイエンスガール

日々科学と格闘する理系高校生達の超絶難解な日常。

規格化定数とは

「また、規格化定数 N_p, N_kを用いると、散乱の微小確率 d\sigmaは次のようにあらわすことができます」

散乱の微小確率: d\sigma=\frac{|\langle\,f\mid \hat{S} \mid i\,\rangle|^2}{\langle\,i\mid i\,\rangle} N_pd\bf{p} N_kd\bf{k}

「規格化定数?」
「規格化定数は、粒子が存在する全空間で波動関数の確率が1(100%)となるように調整するために、式にかける定数のことをいいます」

規格化定数:粒子が存在する全空間で波動関数の確率が1(100%)となるように調整するために、式にかける定数

図1.1
f:id:Dreistein:20140920202753p:plain

「この例の場合、運動量 \bf{p}, \bf{k}を有する粒子が存在する空間(運動量空間といいます)のそれぞれについて規格化定数 N_p, N_kを式にかけることによって、波動関数の確率を1(100%)にします。このようにすることによって、一対の電子e^-陽電子e^+が入射したとき、一対のミュー粒子\mu^-と反ミュー粒子\mu^+が観測される確率が正しく求められるというわけです」