エネルギー・運動量テンソルの00成分
(2.17)
:エネルギー密度
:エネルギー流束の第成分()
:運動量の第成分の密度()
:運動量の第成分の流束の第成分
「エネルギー・運動量テンソルのうち、時間変換に関係した保存チャージは、ハミルトニアンとなります」
(2.18)
「(2.18)式が本当に成り立つかどうかを確めるため、実際に、(2.17)式からを計算してみます。(2.17)式にを代入すると、次のようになります」
「右辺の大括弧内の各成分はそれぞれ、の成分を表します。これから、となること、また、であることに注意すると、は次のようになります」
「一方、ハミルトニアンHは、以前求めた(2.5)式に運動量密度を代入すると、次のように書くことができます」
「上の2つの式を見比べると、はたしかにハミルトニアンであり、はエネルギー密度に相当することがわかります」