クライン‐ゴルドン場の時間依存性
(2.44)
「Heisenbergの運動方程式に(2.8)式のハミルトニアンHを代入すると、およびの時間依存性を計算することができます」
(2.8)
「ここで、上式の右辺の交換子の右側の第3項に着目すると、の形を持ちますが、交換子の公式および(2.20)式から、次のように0となります」
(2.20)
「また、上式の右辺の交換子の右側の第2項に着目すると、(2.27)式より、がxについての依存性を有することから、となって、が残ります」
(2.27)
「それゆえ、右辺第2項も、の形を持つので、右辺第3項と同様にゼロになります」
「また、(2.30)式の交換関係を用いて、上式の第1項を計算することができます」
「ここで、交換子の公式から次の式がなりたちます」
「したがって、クライン‐ゴルドン場の時間依存性は、以下のようになります」