「時間が同時()の場合は、次の(2.20)式により、交換関係がゼロになることは既に見ました」
(2.20)
「次に、任意の時刻を想定した、より一般的な計算をしてみましょう。(2.47)式から、一般的なクライン−ゴルドン場の交換関係を計算することができます」
(2.47)
「上式では、2×2の4つの生成・消滅演算子の交換関係の組み合わせが生じますが、このうち、生成演算子同士の交換関係は、となり、また、消滅演算子同士の交換関係も、となって消えるため、結局、生成演算子と消滅演算子を掛け合わせた2つの交換関係の組み合わせのみが残ります」